「天才」の語源は?

本日は「天才」の語源についてお話します。

「天才」は英語では、genius/ ジーニアスと言いますが、このジーニアスの意味はもともと「天才」ではなかったのです。


はるか昔、古代ギリシャには芸術の妖精がいました。そして、その妖精の名をジーニアスと言っていました。どのジャンルのアーティストでも、ジーニアスが降りてくると閃き、書いたり表現したりする事ができたのです。いわゆる「神が降りてきた」という状態です。そして時はルネッサンス時代。この時代に入りジーニアスの意味が妖精から天才に変わるのです。他者から自分自身に、つまり才能は人間の内側にあり、外から入るものではないという考え方になってしまいました。


昔のジーニアスの意味は、「才能」を持っている、持っていないという事ではなく、誰にでも降りてくる可能性があるという事です。

また、自分の中に「才能」があるのかないのかという考え方でいると、きっと好きで始めた事でもいつかそれがしんどくなってしまうでしょう。


まずは自分の仕事(打ち込んでいる事)のジャンルを楽しむ事です。そうすればジーニアスはきっと降りてきます。