ピアニスト紹介 第2回

さて、今回は誰もが知っているロシアの作曲家、ラフマニノフの紹介です。


【セルゲイ・ラフマニノフ】


作曲家として有名なラフマニノフですが、実は他にもピアニスト、指揮者として当時は名を馳せていました。

私は、作曲家としてはもちろん、ピアニストとしての彼の音楽が大好きで、普段もよく聴いています。

彼のルバートは誰にも真似できない、本当に特別なものです。私もルバートに関しては、彼の演奏から大変多くのものを学びました。


本当の自然さ、そして時間芸術とは何たるか、を教えてくれるピアニストラフマニノフの演奏を是非ご堪能ください。


【ラフマニノフのおすすめ作品】

まず、ラフマニノフ自身のピアノが聴けるのか?と疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか。

ラフマニノフがアメリカに亡命してから精力的に演奏活動をしたことにより、かなり多くの音源が残っています。

ちなみに時代的に録音は、ピアノロールという録音方式になります。

まずは自作自演集より、「愛の悲しみ」と「愛の喜び」です。こちらはクライスラーの作品を、ラフマニノフがピアノ独奏用にアレンジした曲です。編曲も素晴らしく、ラフマニノフの感性がたっぷりつまっています。

もうひとつ挙げるならば、ショパンの作品で、特にワルツはどれも素晴らしいです。


◆クライスラー/ 愛の悲しみ

◆クライスラー/ 愛の喜び

◆ショパン/ ワルツ集


ラフマニノフ・プレイズ〜、という形でたくさんCDやユーチューブで聴けるので是非鑑賞してみて下さい。

ちなみに、アメリカ国歌である「星条旗」をピアノ独奏に編曲し、ラフマニノフ自身が演奏しているものがあります(ユーチューブでも聴けます)。たった1分半の演奏ですが、勉強になることだらけでオススメです。

ロシアからアメリカに亡命し、あの時代にロシア人であるラフマニノフがアメリカ国歌を弾く、、なんとも興味深いですよね。