昨日、次のような記事を目にしました。
「アレクセイ・リュビモフ、モスクワ市内での反戦コンサートの途中、警察に踏み込まれる。」
リュビモフはピアニストであり、私もロシア留学時代に2回、彼のコンサートに足を運んだことがあります。
この記事にあった反戦コンサートでは、リュビモフの盟友であるウクライナの作曲家シルベストロフの作品を演奏したようです。
記事には動画もついていました。
リュビモフの演奏を制止しようと警察が近付きますが、彼はシューベルトの曲を最後まで弾き切り、その後聴衆は盛大な拍手と「ブラボー」で応えていました。
武器を持たず音楽で戦うリュビモフの姿と、反戦の意思を強く感じた聴衆の姿に胸を打たれました。
ロシア国内にはこうやって政府と戦う市民がいたるところにいるのでしょう。