ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール

現在、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが行われています。


ショパン国際ピアノコンクールの時と同様に、YouTubeで演奏を視聴することができます。私も1次を5人聴きましたが、あまりのハイレベルさにビックリしています。


というのも、このヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール、1次のスタートがすでに30人という少人数から始まります。予備予選を通るのがすでに大変ということですね。


さらにこのコンクールの特徴は、プログラムの多さです。

1次で40分のリサイタル、2次で40分のリサイタル、セミファイナルでは60分のリサイタルに加え、モーツァルトのコンチェルトを1曲弾かなければなりません。そして最後のファイナルで、コンチェルトをさらに2曲演奏します。

トータル4時間近いプログラムを用意しなければならない、過酷なコンクールとして知られています。


かつては辻井伸行さんが優勝して話題となったこのコンクール。

この世界一過酷なコンクールに日本からは今回3人が出場しています。素晴らしい感性を持つ3人の日本人ピアニストを応援しながら、まだ知らない色々な才能に出会えるこの機会を楽しみたいと思います。


リサイタル形式で進むこのコンクールは、プログラムからその演奏者の考えや性格がダイレクトに伝わる大変面白いコンクールです。色々な作曲家の作品も聴けるので、皆さんも空いた時間に是非視聴して楽しんでください。