連日の猛暑、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ピアノの練習は室内と言えど、この暑さから帰宅すれば練習意欲も奪われてしまいますね。。
水分はこまめに取り、熱中症にならないように気をつけてください。
さて、本日はピアノで涼しさを感じる作品をレベル毎に紹介しようと思います。
【ピアノ初級者】
◆ギロック/ 帆船 (はじめてのギロック)
12小節の大変短い曲です。なかなか主和音が出てこないことや、9小節の不安を煽る和声がどこか1人で大海原を漂う情景を感じさせます。
◆ブルクミュラー/ 牧歌 (25の練習曲)
心地良いそよ風に当たりながら、野原で聴いている音楽のようです。
◆ブルクミュラー/ 清い流れ (25の練習曲)
きれいで澄んだ川の水を想像できます。片手で2声を聴かなければならず、意外と難しい曲。しかしピアノを手ではなく、耳で弾いていくための大事な序盤の作品です。
【ピアノ中級者】
◆モーツァルト/ ロンド 二長調
軽快なリズムと、かわいらしいメロディーが、涼しさを感じさせます。16分音符の細かいパッセージが重くなってしまうと段々と暑苦しくなってしまうので注意しましょう。
◆ドビュッシー/ グラドゥス・アド・パルナッスム博士
ドビュッシーの超有名曲ですが、とても爽快感と疾走感があり、さわやかな曲ですよね。この曲に限らず、フランスの作品はどこか涼しさを感じる曲が多いですよ。反対にロシアものは超濃厚なので、夏はちょっと遠慮したいかも。。
【ピアノ上級者】
◆リスト/ エステ荘の噴水
高校生の頃だったかな?初めて聴いた時に、こんなにきらびやかな曲があるんだなと思いました。リストらしい華やかさもあり、クライマックスも大変盛り上がる曲です。
◆ラヴェル/ 水の戯れ
実は先に紹介したリストのエステ荘の噴水に影響を受けたと言われています。光の加減や水の色彩が音で表現される、ザ・印象主義といった作品です。中学校の音楽の教科書に載っていて、初めて聴いた時の感想は「シャレオツ〜!」でした。(あっ、これ死語ですかね?笑)
◆ドビュッシー/ 水の反映
水の色彩の表現ということでは、前のラヴェルの水の戯れとツートップを担う作品です。もう何度「どっち派?」という議論を聞いたことか、、ちなみに私はどちらの作品も大好きです。
やはり水に関連した作品が多くなりました。
今回紹介した作品に限らず、音楽鑑賞は涼むのにピッタリです。
この猛暑もまだしばらく続くそうですが、涼しさを感じる曲を弾いたり、聴いたりして乗り切りましょう!