ロン・ティボー始まる

本日からロン・ティボー国際音楽コンクールが始まりました。


パリのエコール・ノルマル音楽院が会場となり、7~9日は予選が行われます。

面白いのはその内容。

大規模な国際ピアノコンクールには珍しく、かなりプログラムに指定が入ります。

まずクープランとプーランクの指定楽曲があり、さらにドビュッシーかラヴェルのどちらかの「トッカータ」を演奏しなければなりません。

ここまではフランスのコンクールらしい流れですが、これに加えショパンのピアノソナタ第2番の1,4楽章も指定されているのです。

3楽章あっての4楽章ですが、1楽章の後に弾かないといけないのはなかなか空気感を変えるのに苦労しそうです。

でもこれはマルグリット・ロンによる遺言なのでしかたなし。。


残りの10分程度の自由曲で何を選び、どうプログラムを組むかが非常に重要になりますね。


若くて才能ある演奏に触れる大変良い機会です。皆さんも空いた時間にYou Tubeで楽しんでみてはどうでしょうか。

前回のような日本人の活躍が見れるといいですね。