ピアニスト紹介 第9回

現在イスラエルで、アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクールが行われています。

というわけで、今回紹介するピアニストはこちら、、


【アルトゥール・ルービンシュタイン】


まぁ、、レジェンドですよね。笑

ポーランド出身のピアニストということもあり、ショパン弾きとして大変有名ですが、何でも弾きこなしてしまうオールラウンダーです。

上手い下手、好き嫌いの次元を超えた存在で、彼の人生の経験ひとつひとつが音に現れている、そんな音楽を聴かせてくれます。

私も積極的に聴くピアニストは他に全然いるのですが、レジェンドは誰か?と言われたら最初の方に名前を挙げますよね。

あと専門的な観点からは、非常に完成された奏法を見せてくれます。脱力が常にできていて、無駄な力が一切入らない。まるでカフェでコーヒーを飲むのと同じようなリラックス感であれだけ音色を変えてくるわけですから、とても真似できません。。


【アルトゥール・ルービンシュタインのおすすめ作品】

そういえば前に紹介した2人のピアニストも動画でしたが、ルービンシュタインもひとつ動画を紹介します。

それは1975年にイスラエルで行ったラストコンサートです。まず88歳でこれだけ弾けるのかと、、もちろん多少の技術的な衰えはあるにしても、本当に一音一音生きた音を紡ぎ出しています。結局全盛期の音源を色々聴いてもこのラストコンサートに落ち着くんですよね〜〜。

あとピアノを学んでいる方々に大変勉強になるのが、このコンサート色々な角度からカメラで写しているんですよ。なので彼の素晴らしい奏法をたくさん学べるわけです。

特に鍵盤上からの角度なんて指の運び、手のポジションと1日中学べます。


◆Arthur Rubinstein/ The Last Recital for Israel, 1975


彼の人生や性格等、たくさん話したいことはありますがこの辺で、、

現在行われているコンクールもYou Tubeで見れますので空いた時間に是非視聴してみて下さい。とても自由なプログラムのコンクールなので楽しめますよ〜。なんとアンコールも認められているコンクールなんです。