リトアニア大使の言葉

最近ウクライナ情勢についてのニュースを毎日目にするようになってきました。


昨日、たまたまレッスンの合間に昼食を取りながらテレビを見ていると、リトアニア駐日大使が出演していました。

リトアニア国内のいたるところにウクライナの国旗が掲げられ、国民全体で支援する気持ちに胸が熱くなりました。


ところで、番組ではそのリトアニア駐日大使から見た日本についての言及もありました。


「リトアニアは1つしか隣に危ない国はないのですが、日本の場合は北朝鮮、中国、ロシアの3つの脅威があります。しかも、自国の軍隊のない日本というのは非常に危ないところにあるんではないかと思います」


確かにその通りだなと感じました。

終始ぶっちゃけた発言だったために、もしかしたら逆に自分事ではないように感じてしまう日本人もいるのではないかなと思うくらいに、、


「もしものための準備が必要で、リトアニアはその準備をずっと30年続けています」



番組の最後は、リトアニアと日本の関係を特集していました。

ちょうど私は5月にリトアニアに行ってきましたが、実はリトアニアの人々は大変日本に関心があることに驚きました。私が行った場所は、クライペダという小さな港町でしたが、なんと観光案内のパンフレットに英語と日本語があるくらいなんですよ。

公園や道ですれ違う現地の人々と言葉を交わす中で、皆さん「日本は美しい国で大好きだ」「いつか日本に行きたい」と嬉しい言葉をかけてくれました。


テレビでも取り上げていましたが、リトアニアは命のビザで有名な杉原千畝が赴任していた場所です。

そのことも、リトアニアの人々が日本人に対して大変好意的な理由なのかもしれません。


リトアニアは街も人々も大変素晴らしい国で、またいつか行きたいと思った初めての国です。


大変な状況ではありますが、異国の地より平和を願っています。