本日、伴奏の仕事でとても珍しいスタインウェイを弾かせて頂く機会がありました。
おそらくとても古いピアノだと思うのですが、自宅のヤマハのように弾くと力が入りなかなか上手くいかず、むしろ触れるくらいの力だけでとても美しい音が鳴るのです。
まず、どんなピアノであれスタインウェイは極上だな〜と。当たり前ですが、、笑
そして、今回弾かせて頂くことのできたスタインウェイがおそらく古いピアノだからこその発見。
昔の時代に弾かれていたプレイエルやエラールは、本当にわずかな力のみで極上の音を奏でられたのではないでしょうか。
おそらく現代の奏法だとピアノを破壊しかねないかもしれませんね。
ピアノの奏法に関しては、ピアノの進化と、コンサートホールの発展など、色々な要素が関係しているのですが、それでも本日感じたものは、「ピアノは引き算」をより深く考えさせるものでした。
普段いかに過度な力を加えているのか反省する良い1日となりました。